~認知症になっても安心して暮らせるまち・あびこ~
先日、調査で我孫子市役所を訪れた際に『認知症ガイドブック』全11ページをいただきました。
我孫子市版認知症ケアパス
認知症ケアパスとは・・・
認知症の進行に合わせて利用できるサービスや支援の情報をまとめたもの。
認知症は誰にでもかかる可能性のある
『脳の病気』
65歳以上の4人に1人が認知症の予備軍であると推測されているようです。
また働き盛りの世代でも発症する『若年性認知症』もあり、いづれも早期発見・早期対応が必要!
私が若年性認知症と聞いて最初に頭に浮かんだのは、
俳優、渡辺謙さん主演映画『明日の記憶』
この映画は若年性アルツハイマーを題材にした映画で、50歳になる主人公が若年性アルツハイマーと診断され、病気と闘っていく物語でした。
〇認知症は病名ではなく、認識・記憶・判断する力に障害を受け、社会生活に支障をきたす状態とのこと
〇日本の認知症を引き起こす原因のうち、もっとも多い疾患、6割以上がアルツハイマー病と言われているそうです。
この映画を見たときは、映画の中の話。
周りにも同じように悩んでいる方を知らなかっただけかもしれませんが、あまり現実として考えられませんでした。
映画を見てから月日は流れ・・・
コロナ前にお預かりしている不動産のお隣の方とは、物件にお伺いした際にお話しをしたり、一緒にお茶を飲んだりと仲良くしていただいていました。(単身女性、当時80歳。)
ただ、コロナ禍になってからはお声掛けすることを控え、離れたところで会釈するだけ。
そのような状態が続き数か月、数年続きコロナが落ち着いたころ。庭先に出ていたのでお声を掛けて近寄ったところ・・・
無表情というか、私のことを覚えていないようなお顔をされていました。
・・・なぜだろう?
疑問に思いお隣の奥さんに伺ったところ、コロナ前から少し物忘れが増えていたみたいで、コロナになってから人と話す機会が減ってしまったため、だんだん記憶がなくなってきてしまったとのことでした。
その後、何度か伺った際には、私のことを覚えているような感覚はありましたが、以前お話しをした内容などは残念ながらお忘れのようでした。
それからお一人での生活がままならなくなり、デイサービスに通われ、数か月後には施設に入所されたというお話を聞きました。
認知症の進行などは人によって様々のようです。
ガイドブックには・・・
・認知症のこと。
・早期発見、早期治療のメリット
・相談ができる医療機関
・予防のポイント、我孫子市の取り組み
・状態に合わせて利用できる支援の流れ
利用できるサービスなど
分かり易く、大きな字で掲載されています。
また10月1日号の広報あびこでも認知症特集が掲載されています。
・認知症の方と話すときのポイント
・認知症と向き合いながら、楽しくくらしているご夫婦のインタビュー
その他、高齢者なんでも相談室のご紹介など掲載されています。
~広報あびこについて~
月2回(1日・16日)発行
新聞折り込みの他、市役所や公共施設・郵便局でも配布しているようです。
また市のホームページや我孫子市LINE公式アカウント
アプリ『マチイロ』でもご覧になれます。
市内の希望者には無料で宅配してくれるようです。
詳しくは秘書広報課広報室04-7185-1269へ
認知症はバランスの良い食事、運動習慣、外出の機会を増やすことで発生や進行を遅らせることができるようです!
まずは認知症を知るきっかけになっていただければと思います。
長文、最後までお読みいただきありがとうございます。
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