当社取締役・伊藤弘之のエピソード
当社の取締役の伊藤弘之は、ファイナンシャル・プランナー〈CFP〉等の資格を保有し、高齢のお客様とそのご家族から「遺言・相続・認知症対策やエンディングノートの作成」等の“老後のライフプラン”についてのご相談をお受けしています。
その伊藤弘之がライフワークとして今の仕事を始めるキッカケとなったNPO法人設立までのエピソードについてご紹介したいと思います。
1. NPO設立までの準備期間と経緯
(1) サラリーマン時代の最後の7,8年間(51,2歳頃)から、将来の「生涯現役で働きたい。」との希望を実現するために、準備を始めました。
当初は、漠然と「これからは高齢者を対象とした仕事が良いのでは?」と考えていました。 準備を進める内に、確信に変わりました。
【準備の内容】
① 実務に役立つ資格を取得する:
(ア)AFP(2001年) → CFP(2003年3月取得)
(イ)1級FP技能士(国家資格、2003年3月取得))
(ウ)宅地建物取引士(20代の時、取得済で実務経験も有り)
② 人脈創り:
(ア)異業種交流会に参加
(イ)日本FP協会千葉支部の運営委員・幹事
(ウ)NPO法人任意後見コンサルタント協会に入会
③ 実務経験を積む:
(ア)FP継続教育の学校の講師
(勤務先には、「土日を利用して、有償での講師をする。」旨の許可を得た)
(イ)日本FP協会千葉支部主催の市民フォーラムの講師
(当時は、同支部の幹事でした)
(ウ)NPO法人任意後見コンサルタント協会で、相続・遺言・後見制度等について勉強した。
(エ)NPO法人任意後見コンサルタント協会の柏支部を2003年に立ち上げた。
内部の研修会と柏市民セミナーの開催が主な行事。
これが2005年に立ち上げたNPO法人老いじたくあんしんねっとの前身。
当時の多くのメンバー(約15名)がNPO法人老いじたくあんしんねっとの設立に参加した。
(2) 2005年10月、59歳で独立。
相続コンサルタント、宅建業(法人)設立、NPO法人老いじたくあんしんねっとを同時に立ち上げました。
NPO法人老いじたくあんしんねっとを立ち上げる時は、NPO法人任意後見コンサルタント協会の柏支部のメンバーでもあったMKさんに新京成線五香駅前の喫茶店で真剣に相談したことを昨日の事のように覚えています。
2.NPO法人老いじたくあんしんねっとを設立後間もない頃の記憶
(1)毎月研修会を開催し、弁護士が監修した「相続関係の図書」を教材に、毎月、メンバーが交代で講師を務め、勉強しました。この研修会で学んだ事がその後の活動に必要な知識の基礎になっています。
(2)2005年9月の設立当初は、代表電話の設置、商標登録、リーフレット作成等、設立に伴う諸手続きに追われました。NPO法人名と電話番号は伊藤が提案して決めたもので、分かり易く、覚えやすい、と自負しています。非常に愛着を感じています。
(3)2007年4月から始めた「柏市との協働事業」である「老いじたくあんしん相談室」は、当NPOの基幹事業の一つとして約16年間実施し定着しています。それが実現した経緯は、柏市役所高齢者支援課の当時の担当者であったS氏の後押しも有り、当NPOが「柏市公益事業団体」に登録したうえで、「柏市の協働事業提案制度」を利用して、伊藤が中心となって企画書を作成し、提案を審査する審査会(10名程度の有識者・市民代表・市役所職員で構成される)でのプレゼンテーションを経て採用され、実現したものであり、忘れられない思い出です。
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