井戸のお祓い

先日１６日のブログでご紹介した

井戸のお祓いを行いました。

正式には

御井戸埋治祭式

この日の気温は最高気温が１０℃以下の予報。天気は良いとのことでした、伊藤と二人で寒さ対策を行い早めの準備！

式次第もご用意いただき、

祭壇にはお米、お酒、お塩、お水、野菜に果物を並べていきます。

幸い雲一つない空、暖かい太陽・・・

この土地の日当たりの良さを改めて体感できました。

祭式は厳粛に執り行っていただきました。

作法の一つ一つに意味があり、目が離せませんでした・・・

今でこそ、蛇口を上げたり、センサーで反応すれば簡単に水が出てきます。

日本にいると簡単に水が手に入り、水の有難さが薄れています。私たち人間も動植物も水がなければ生きていけません。ひと昔前は水の確保には大変な労力が必要であり、水資源活用は井戸がなければ成りたたなかったと聞きます。昔の人たちが大変な思いをして堀り、大切にしてきた井戸からもたらされているのは、まさに「生命の恵み」だったと。

「井戸払いはしなければいけない」という法律的や決まりや科学的根拠はあるわけではありません。ただ、水を届け生命の恵みを与えてくれた井戸を粗末に扱わず、一つの区切りをつける。今まで利用させてもらったお礼をきちんと行う。という意味でもお祓いを行うことは大きな意味があるかと思います。

初めて井戸のお祓いに参加させていただき、大変貴重な経験をさせていただきました。普段利用しているものは、誰かの力で、誰かの支えで利用できているということを改めて感じました。今回祭式を行っていただいた宮司さん、関係者の皆さまに心より感謝いたします。

最後までお読みいただき、

ありがとうございます。